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泡盛天使の酒造所めぐり

第27回龍泉酒造2017.04.26掲載

泡盛天使の酒造所めぐり

  • 第27回 龍泉酒造

    名護の市街地を少し離れた場所に龍泉酒造所はあります。1939年創業といいますから、78年を迎える老舗です。名護では津嘉山酒造所に次ぐ古さです。建物は、特に主張するわけでもなく、表の塀に書かれた酒造所の名前が目印となっています。有名な「羽地内海」が広がり、緑豊かな「多野岳」を望む場所にあり、山々から滔々と流れてくる清水があり、酒造りにぴったりな場所です。勤務22年の国場さんと営業担当の平良さんにお話を伺いました。

               

    龍泉といえば、泡盛通の間では「老麹」にこだわった酒を造る酒造所として名が通っています。老麹(ひねこうじ)とは、米に撒いた黒麹を、通常の倍くらいの時間をかけてしっかり製麹(せいきく)させたもので、龍泉は創業以来、多くの泡盛を、老麹製法で製造しています。それが古酒に熟成する時の独特の味を醸し出してくれるそうです。さらにもう一つのこだわりは、ホーロータンクでの貯蔵です。ホーローは、熱の伝導率が高いそうで、「外部の気温変化の影響を受けにくい」ため、適しているそうです。いい酒になる条件は色々ありますが龍泉酒造所では「いい泡盛は、いい麹を造り、いいもろみを造ることで生まれる」をモットーにしています。

        

    春到来

    諸々の事由で、一時製造を中止した時期もありましたが、新しい体制になった現在も、昔ながらの製造方法は変わっていません。伝統を守りながら、時代にあった新しい提案もしていく、という課題もあり、泡盛業界は大きな転換期に差し掛かっているといえるでしょう。世代交代もすすみ、新しい価値観も生まれ、希望も出てくる時代になってきたと思います。平良さんは、異業種から初めて泡盛業界に飛び込みました。泡盛製造に関する知識もなく、最初は凄く不安だったそうですが「知っていくうちに」魅了されてきたといいます。泡盛の世界を知れば知るほど楽しい世界だといいます。独特の伝統芸能、食文化と泡盛と組み合わせて「どう発信できるか」を考えるのも楽しいそうです。

               

     

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