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泡盛天使の酒造所めぐり

第28回久米仙酒造2017.05.30掲載

泡盛天使の酒造所めぐり

  • 第28回 久米仙酒造

    那覇市仲井真の住宅街の中にある酒造所です。
    1952年に久米島出身の平良正蔵氏によって那覇市大道で開設された酒造所です。1986年に現在の仲井真に移転しました。
    移転により製造量が3倍にアップしたそうです。
    久米仙なので久米島の酒と勘違いされますが「那覇の久米仙酒造」ですのでお間違えなく。

    地味ですが意外と挑戦者です!
    業界初がいくつもあり、その都度泡盛業界に旋風を巻き起こしてきた、知る人ぞ知る酒造所なのです。
    すごく楽しみに取材に出かけました。
    快く迎えてくれたのは、入社23年の超ベテランで、執行役員兼営業部長の宮里さんと、ブレンダーの中村真紀さん(愛称・マッキー)です。
    中村さんは2013年に泡盛マイスター技能競技大会で優勝した実力の持ち主です。これまでの会社のことや新発売のG、E、M、までお話を伺いました。


               

    今年創業65年(2017年現在)。
    久米仙酒造を一躍有名にしたのは1987年に発売した業界初の「久米仙グリーンボトル」です。
    それまで透明な瓶の2合、3合瓶がほとんどだった泡盛をオシャレなエメラルドグリーンの四角瓶で発売したのです。
    それまでのダサイ?泡盛のイメージが、一気に逆転して、人気沸騰。何処の飲食店でもグリーンボトルが置かれるようになりました。その後は他の酒造会社もグリーンボトルになったという伝説の貨車でもあります。
    更に、「奴樽蔵」(やったるぞう)発売!これには名前の命名もそうですが、まず泡盛の色に驚きました。
    樫樽貯蔵の泡盛はまるでウイスキーのような琥珀色。
    これも業界に樫樽貯蔵泡盛ブームを巻き起こしました!泡盛が「色」にも規定があるということがわかってビックリです。

     

        

    春到来

    私が一番驚いたのは1955年の「響天」(きょうてん)の発売でした。内モンゴルで泡盛製造??
    あまりに興味が沸いてよく飲んでました。
    きっかけは新潟のお米農家の提案で他、数社との連携で内モンゴルに工場を建設してジャポニカ米での製造を始めたそうです。
    内モンゴルは気温が低く稲に虫がつかないため「無農薬」でお米が栽培できるんだそうです。
    環境にも体にも優しい泡盛ができたんです。

    1968年には本土市場の開拓のため琉球酒販株式会社を設立します。
    1966年には海外向け泡盛「SUNSING」をハワイに出荷するなど業界初の取り組みをしていきます。
    焼酎、清酒の製造免許も取得し生産量も上がっていきました。
    2001年には東京にショールームをオープンして、本土への販路を広げていき、アサヒビールのPB商品として「島思い」を発売。

    東京などの首都圏限定で販売されています。
    現在では首都圏で、約80件の飲食店で久米仙の泡盛が飲めるようになっています。


               

     

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