それほど大きくはない製麺所でありながら、数多くの沖縄そば屋から支持を受けているのが、「亀濱製麺所」の麺。宮古島出身の主人が作る麺は、細いけれどハリがあり、うまい。
その亀濱麺の良さを知り尽くして、おいしい味を出しているのが「亀かめそば」だと実令は思う。
最近は名護の平麺など柔らかい麺も好きになってきたが、実令はもともと硬い麺が好き。
亀濱さんの麺はあちこちで誉めすぎたからもう言いたくないんだけど(笑)、「亀かめそば」さんのそばを食べると、やっぱり誉めてしまう。
「亀かめそば」さんのどこが凄いかというと、麺がスープになじんでいる。けれど、馴染み過ぎてはおらず、麺の硬さ、コシというかハリみたいなものを前面に出しているので、噛み応えがある。これは硬麺好きにはたまらない。
また、「亀かめそば」さんは、塩の使い方が際立ってうまい。スープをひと口飲んだ時に「ん、ちょっと辛いかな?」と感じるんだけど、その辛さをひっぱらない。口の中で、塩気がすぐにひくんだよ。これが不思議。食欲をそそる辛さ。まさに「庶民の味方」といえるそば屋だろうね。

シャキシャキ、新鮮な青ネギ。つやつや、柔らかい三枚肉。細かな所まで丁寧に作られた、こんなに美味しいそばが食べられるなんて!と驚愕したお店。沖縄そばって本当に奥が深い。一度食べると、実令さんの言う「塩の使い方がうまい」という意味もよ〜くわかります。(助手)
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