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下地勇
インタビュー
少年時代
下地さんの書かれる歌詞には、子供の頃に見た風景や思い出が多く登場しますが、下地さんご自身はどんなお子さんだったのですか?
  普通のやんちゃな子供だったと思います。木の上に山小屋をつくったりするような。ただ、小さい頃から音楽が好きで、好きな音楽は何回でも、飽きずに聴いていましたね。
どんな音楽を聴いていましたか?
  フォークソングが一番多かったです。でも、いいなと思えば何でも聴いていました。例えば渡辺真知子の「かもめが飛んだ日」とか、松田聖子の「青い珊瑚礁」とかね。大きくなって島を離れてからは、ブルースにはまったり、ロックをちょっとやっていた時もあるのですが、またフォークソングに戻ったり。ほら、音楽には香りや匂い、記憶なんかをよみがえらせる力があるでしょう? あるフレーズを聴くと、ふっと思い出す場面があったり……。そういうのがすごく好きで、音楽っていいなー、ってずっと思っていましたね。
その頃、好きだったアーティストは?
  いろんな人が好きだったけれど、中島みゆきとか長淵剛が好きでよく聴いていました。
ブルースシンガーとしてのルーツ
島を出てからの音楽遍歴についてもう少し詳しく教えていただけますか?
  まず、エリック・クラプトンですね。彼の「アンプラグド<UNPLUGGED>」というアルバムを聴いて、それからブルースのルーツを自分で探りたくなった。エリック・クラプトンが感銘を受けた人や、影響を受けた人。ロバート・ジョンソンやマディー・ウォーターズといった人達の曲を聴くようになりました。特にロバート・ジョンソンには感動しましたね。彼は、たった1枚か2枚アルバムを出しただけで、若くして亡くなった人。でも、今でも「ブルースの神様」と言われていて、多くのブルースシンガーが彼のお墓の前でギターを弾いたりとか、すごく尊敬されているんです。彼に影響を受けたブルースシンガーは本当に沢山いて、そういう人の曲を聴いたり。結構、はまりましたね。
当時は、バンド活動はされていたんですか?
  いや、音楽はあくまでも趣味でしたね。その時はとび職だったんですけど、仕事がとても忙しかったんで、自分でするのは暇なときだけ。休みもあんまりなかったけれど、たまの休みにギターを触ったり触らなかったりという感じでした。
でも、いつも音楽が側にあった?
  ありましたね。
自分の言葉で歌う
詩と曲。どちらが先にできますか?
  僕の場合は曲ですね。メロディーを先に考えて、後で詞をつける。詞はね、いつも大体テーマは決まっているんですよ。例えば、恋の歌だったら恋の歌で、こんな感じの切ないのを作ろうというふうに。それで5つぐらいテーマがある中で、メロディーをいろいろと考えるんです。そして、メロディーが浮かんできたら、あっ、これだったらこのテーマが合うなあとかとって、そこで初めて詞を考える。まぁ、いつもこの順番というわけではないですが。
歌詞をつくる時は、自分の経験やその時の情景を思い浮かべて?
  そう、ほとんどが自分の経験ですね。僕は本当に型にはまるのが嫌なので、そこは自由に。情景のあとに、すぐセリフが出てきたり、生活について歌ったと思ったら次のシーンでは情景を歌ったり。もうバラバラ。見る人が見たら「なんだこりゃ」って感じるかもしれないけれど、こっちへ行ったりあっちへ行ったり、思うがままにやっています(笑)。
そうやって自由に作った曲を歌うには、やっぱりミャークフツ(宮古方言)が一番合うのでしょうか?
  そうですね。合う・合わないということよりも、しっくりくる、ということだと思うんですよ。僕の場合、標準語でやるとどうしてもぎこちない。例えば、「切ない」なんて言葉は、普段は絶対使わない。それなのに、無理して「切ない」なんて歌ったら、自分もぎこちないし、聴く人にも伝わらないんじゃないかと思うんですよ。でも、同じ気持ちを、僕が普段使っている言葉でだったら、もっとダイレクトに伝えられる自信がある。格好いい言葉、しゃれた言葉ではないけれど、普段使っているだけに、「あっ!」と、こうグッと来るものとして伝えられる。
自分の生の言葉、ということですよね。
  生の言葉ですね、本当に。
確かに活字の中でならともかく、普段の生活の中で「愛しているよ」と言う機会はあまりない。
  「愛している」か(笑)。そうね、だから何事も中央が基準になっているっていう事が多いと思うんですけど、そういうんじゃなくて、標準語は標準語で当然なきゃいけない。だけど、それと比較してどうこう言うのは、ちょっと違うんじゃないかなと思うわけです。確かに標準語には語彙がたくさんあって、しゃれた使い回しもいっぱいある。それに比べたら地域の言葉はやっぱりちょっと野暮ったいねなんて、比べるとそうなるんです、どうしてもね。でも、比べようがないわけですよ。それぞれに良さがある。僕の場合は、宮古に生まれて、宮古の言葉を使って生きているわけで。だから、その土地の言葉で歌を作るというのは自然の流れなんです。もう民謡と一緒ですね。生活をそのまま三線で歌にしているという。ただギターでやっているということだと思います。
そのほうが気持ちも入りやすい?
  入りやすいですね。あらゆる感情がストレートに出せるので、方言で作ってよかったなと思います。
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