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池田 卓 船浮通信

 

去る1月31日、旧暦のお正月を迎えました。

毎年この日になると、赤字印で旧正と書かれた年賀状が数枚届きます。


旧暦を掲載しないカレンダーや手帳は売れない。と言われているほど旧暦を重んじる沖縄。

 

西表も例外ではなく、全ての年中行事が旧暦の日取りで行わています。

 

 

※豆知識。
旧暦とはお月さんを元にした暦。月が地球を一周するまでに29.5日。

(実際には27.3日。その間地球も公転しているため、地球からみた新月までには29.5日を要する)
したがって、旧暦は29日か30日までしかなく、太陽暦より毎月1日短い。
そうなると1年が354日ほどになり、19年に7回、閏月(ユンヂチ)を設けて調整している。

 

 

 

潮の大きさ、満ち引きがすぐにわかる旧暦。

 

人間以外の生き物は旧暦で動いているため、海の恵み、山の恵みを頂いて生かされている島の人たちは、必ず旧暦を把握しておかなければならない。


大潮時の船の係留の仕方。

今の時間に通れる水路。

 

魚の居場所、食いつき。台風時の避難場所。

 

全て潮次第で変わってくる。

 


 


 

新任の教員が船浮に赴任した4月の出来事。


大潮のお昼に荷物と家電製品が届いた。
「なんで今持ってくるかぁ?」島の人の問いかけに、先生もちんぷんかんぷん。

その訳は、大潮の最大干潮時にあたるお昼は、船から桟橋までの高低差が大きい。


荷物を船から降ろすにも、荷物を2階に上げるようなもの。

それが夕方の満潮時になると、船と桟橋もフラットになり、楽に積み下ろすことができる、からだ。


 

 

 

酷な話だが、その先生方も1年もすると、旧暦と潮を把握して釣りを楽しむようになる。

 

「その花は旧暦の何月ごろ咲くよぉ。」「あれは旧暦の何月ごろよく見るなぁ。」
「一番獲れるのは、旧暦の何月頃だよ。」旧暦の・・・

 

もっと島を楽しむために、旧暦に合わせて旅をしてみてはいかがでしょうか?
新月、満月、島は大きく動いています。

 


西表の自然たちも待っています。(池田 卓)

 

 

 

 

 


(2014.2.5掲載)

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