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池田 卓 船浮通信

「今年は誰が来るの?」
「そろそろだねぇ」
「今年も行くからねぇ」

この時期、船浮を一歩離れると、こんな言葉をかけられる。
4月の第3土曜日に開催される「船浮音祭り」の話題だ。





 

毎年4月、1組のプロの音楽家を船浮に招き、ささやかな音楽祭を開催している。
島には、映画館やライブハウス、劇場はない。もちろんコンサートや劇団もやってこない。離島では、一流の芸術に触れる機会が少ないのだ。
ならば届けよう。そんな思いから、ゲストを招いての音楽祭が始まった。


 


 



発想と確信は、長淵剛さんの2004年の「桜島ライブ」だった。
「フェリーが何度も何度もピストン運行し、盛大に開催された」。「島民の10倍以上の観客。桜島でオールナイトライブ!」。桜島ライブの成功を報 じる 記事と、船浮をピストン運行する船を思い描いた。

価値のあるいいものをやれば、どんなとこでも、どんな時間でも大丈夫なんだ。
離島の離島と呼ばれる船浮にも、一流のミュージシャンが来るとなれば、西表本島、周辺離島の皆さんも足を延ばしてくれるのではないだろうか。



 

離島に楽しみを届けたい。そしてゲストにも離島を楽しんでほしい。

実現したのが7年前。そして今年で音祭りも8回目を迎える。(2014年4月19日(土)開催)
音祭りに誰が来るのかを島の人が楽しみにしてくれているなら、もう半分成功だと思っている。


だけど島の人も無茶を言う。
決まってないならビギン呼んでぇ。
安室奈美恵も見たい。北島三郎は?




そんな話で盛り上がりながら、みんなで楽しく船を待つ。

そんな楽しい一日の為に、船浮の人たちは休み返上で準備に励む。何しろ住民の20倍ものお客さんを招くのだから。
4月上旬は食材調達。
天然モズクにアーサ、竹の子に島野菜、グルクンにイノシシ。
バザーも島の恵みをふんだんに使ったオリジナルばかり。

今年の天気はどうだろうか?
穏やかないい天気になりますように。






いやいや、雨でも晴れでもいい。
無事に事故なく開催されますように。

今年も素敵な仲間が来てくれる。
きっと素晴らしい時間に、空間になるはずだ。

児童生徒3名。島民39名。
過疎化に泣く小さな島に、大きな一日を届けたい。


 (池田 卓)

 

 

 

 

 


(2014.4.7掲載)

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