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池田 卓 船浮通信

空梅雨が続く西表島。
意外と6月は雨量が少ないというデータもあるみたいだが、この一ヶ月で雨の日が3日程と極端に少ない。

余りに少ないと夏の観光シーズンの水事情が心配になる。

こんな年は、いつもは厄介者の台風も「雨を持たらす恵みの台風」と称賛されるから面白い。

そんな梅雨時期の先日、白浜小学校の運動会が行われた。

運動会と言えば秋頃がピークだが、同じく秋には台風がやってくる。 台風接近のため延期しようにも、日程が取れない。

ここ西表島では、毎週末どこかの運動会が行われているからだ。

9月の3週目は鳩間小中学校、4週目は船浦中学校、10月の1週目は船浮小中学校、2週目は白浜小学校、3週目は上原小学校、4週目は西表小中学校といった具合に。

近隣校や隣り村の参加があって、初めて成り立つ小さな学校の運動会。

一番盛り上がる種目も、隣校リレー(学校対抗リレー)や職域リレー(集落代表リレー)だったりする。
だから延期は、翌週ではなく、翌月、または翌々月、9月の予定が11月になることも多々ある。

そんな事情もあって、1学期に開催された白浜小学校の運動会。

白浜とは西表島の自動車道の、西の最終地点。(船浮に行くには、白浜の港から船に乗り換えることになる)

船浮の音祭りにも運動会にも、船に乗って必ず駆けつけてくれる白浜の人たち。

ここぞとばかりに先日の運動会には、船浮住民も参加した。運動場が全て芝生に覆われた白浜の運動会は、転倒者が多く盛り上がる。

競ったレースほど、本気を出せば出すほど滑る150メートルの小さなトラック。今年も、笑いありまた笑いありの大盛り上がりの運動会だった。

運動会の参加賞やリレーの優勝商品も、市場で買えば何万もする高級魚や海産物の詰め合わせなど漁師町ならでは。

一昔前までは、テントにヤギが縛られていて、職域リレーの優勝チームが連れて帰る光景も見られた。

運動会から一夜明けた白浜の港には、運動場にあったテントが張られ、サバニが並べられていた。

ユッカヌヒーハーリーだ。(旧暦の5月4日。今年は新暦で6月19日になる)

豊年祭や節祭りがない白浜では、海神祭が年の一大行事となる。

ハーリーでも村と村のプライドをかけた対抗レースがある。

行事の時はお互い協力し合い仲良く・・・と言いつつ、そこには必ず勝負が設けられている。

切磋琢磨し楽しみながら、今度のハーリーでは雪辱を果たしたいと練習に打ち込む、船浮からの通信でした。

 (池田 卓)

(2015.6.8掲載)

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