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池田 卓 船浮通信

カーチバイ(夏至南風:夏本番を告げる強い南風のこと)が吹き荒れ、波の高い日が続いていますが、その風のおかげで、最高気温34度とは思えない涼しさを感じさせてくれる今年の7月。

川面に花が落ち、水面を覆い尽くすことで有名になったサガリ花が見頃を迎え、海では、最近人気のウミショウブの受粉が大潮時に見られるようになりました。

そして、先日の旧暦5月4日、ユッカヌヒーハーリー。

海神祭が行われた白浜では、今年の航海安全が、神様としっかりと約束されました。

練習を積んで挑んだ集落対抗ハーリー競争では、またまた最下位だった船浮。

落ち込む間もなく、今度は今月末に行われる豊年祭の練習に励んでいます。

豊年祭とは、毎年7月頃(旧暦で日取りが決まる)行われている船浮の伝統行事。

西表島の祖衲と星立の両村では、500年の歴史があり国指定の重要無形文化財に指定されています。

同じ日取りで同じ歴史があるにも関わらず、後継者に正しく受け継がれていないとの理由で、文化財に指定されなかった船浮の豊年祭。

確かに、後継者不足で子供たちが代役を担ったり、新任の先生方に言い回しの難しい狂言を託さなければならない程、青年が少ない時期もありました。

でも、理由はそれだけではなく、豊年祭の重要性が薄れてきたことにより、形だけのものになってしまったことにあると思います。

というのは、船浮ではもう農業が行われていないのです。

「米や作物が今年も豊作でありますように」と、神に願う豊年祭。 今では、村人の健康や子孫繁栄を願う祭りへと変わりつつあります。

そこで始めた米作り。

3年目を迎え、今年もしっかりと祭り分のもち米を収穫することができました。

農業に携わる人が増えれば、豊年祭は必ず島にとって重要なものになる。

祭りが甦れば、その祭りを司るお年寄りも元気になるし、棒術や獅子舞など青年たちも輝くことができる。それを見た島の子供は、祭りの中のかっこいい大人たちへ憧れを抱き、いつかその祭りを担いたいと願う。

子供たちが憧れる祭りになれば、豊年祭は必ず復活する。

そんな日を夢見て植えた珈琲の木も、南風に吹かれスクスクと成長し、3年目の今年、やっと白い花を咲かせてくれました。

7月27日に行われる豊年祭。

船浮の神様の力を借りて、65キロの丸い力石を誰よりも多く肩にかつぎ、子供たちの視線を奪ってみたい。

 (池田 卓)

(2015.7.15掲載)

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