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池田 卓 船浮通信

 

ピタッと7月の1日からカーチパイが収まり、時折スコールがやってくる夏の天気にかわった西表島。
暖かくなりすぎた海水温のせいか、枝サンゴに藻が生え白化現象が懸念されていた矢先、やっと台風第1号が来てくれました。

以前にもお話しした通り、温かくなりすぎた海水温を、深海から冷たい海水を運んで冷ましてくれる台風さん。
サンゴや動植物の種を遠くまで運び、空梅雨で枯れ果てた大地に潤いを与えてくれるのも台風なのです。

ただ、これからが見頃を迎えるサガリ花にとっては災難。この台風でツルが絡まり蕾が切れ、満開を待たずに終わってしまうかもしれません。



「せめて豊年祭のお米だけでも作りたい」と始めた稲作も、台風後の収穫になりそうです。
去年から米を狙って猪が入るようになった僕の田んぼ。 今年も実り始めたらすぐに通うようになりました。
「山を越えても、この時期にここに来れば米がある」
今年で4年目。やっと猪にも認められたようです。

年に一度の豊年祭は、7月21日。
珍しく、ほかの地域と少しずれての開催です。
普段はほとんど同じ日取りで行われるため、島の人たちは他の地域の祭りを見たことがないのです。
だからこそ、近隣の村・島々であるにも関わらず、唯一無二な独特の祭りに育っていったのかもしれません。

船浮も、豊年祭の歌は他の地域と違います。歌詞もメロディーも音階も。
パチカイと呼ばれる狂言や、5人棒、65キロのまんまるい石を肩に担ぐ力石なども船浮でしか見れません。

米を作らなくなってから、藁がとれなくなり綱引きなどはなくなってしまいました。綱引き一つにしても、縄をなう技術や、作業中の歌、保管方法、日取り、願いなど、様々なことが消えていきます。


これ以上絶やさないように。この先も受け継がれていくように。

去年の豊年祭が終わったその日の夕方、毛布をかぶり獅子舞の真似をしていた島の子供たちの姿を思い出しながら、祭りの練習に励みたいと思います。

 

 (池田 卓)

(2016.7.11掲載)

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