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船浮通信

池田卓 船浮通信

  • 第48回 新聞配達

    もう二十数年前の話になりますが、船浮小中学校を歩んだ9年間、船浮集落の新聞配達をしていました。
    琉球新報、沖縄タイムス、八重山毎日新聞、八重山日報、日刊スポーツ、スポニチの6社。
    といっても、全て合わせて20軒くらいです。しかも配達時間は午後6時。
    僕の学校終わりに合わせているわけではありません。
    飛行機や船の便数も少なかったあの当時、新聞が船浮に到着するのが夕方の最終便でした。

               

    今でも新聞が出来上がり、読者に届くまでの経路は、日本一ではないでしょうか。
    スポーツ新聞の場合。
    本土の新聞社の印刷工場から車で羽田空港へ→羽田空港から飛行機で那覇空港へ→那覇空港から飛行機で石垣空港へ→石垣空港から車で石垣港へ→石垣港から船で上原港へ→上原港からバスで白浜港へ→白浜港から船で船浮港へ→船浮港から人の手で各家庭へ配達されるのです。

     

        

    春到来

    その当時、最終便の到着が5時40分頃でした。
    民放はなく、NHKしか映らなかったテレビで、横綱「千代の富士」の取り組みを見ながらチラシを折り込み、いざ配達へ。
    朝刊がその日の夕方で、夕刊は丸一日遅れの配達となります。
    今のように番組表をテレビで確認できないあの頃は、新聞のテレビ欄でどんな番組が放送するのかが楽しみでした。
    でも船浮に新聞が届くのは夕方、見たい番組もほとんど終わっていました。


               

    春到来

    「新聞で〜す」
    網戸の隙間から新聞を放り込むと、「すぐるぅ、揚げたての天ぷらあるよぉ」と優しい声が...。
    こっちで天ぷらあっちでお菓子を貰い、島袋さんのお家ではビデオ鑑賞に参加。
    次の家では「遅かっあたね。今日はどこで遊んできたの?」と突っ込まれながらもまたまたおしゃべり。
    「待っている人がいるから、早く配りなさい」と何度も怒られながらも、各種誘惑には勝てず、ゆんたくして回る新聞少年でした。

    夕方だったからこそ生まれたふれあい。
    安全面からか、最近は見なくなった新聞少年。

    少し不便なくらいがちょうどいい。
    やっぱりそう思うのでした。

    (2017.06.06掲載)

               

     

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