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船浮通信

池田卓 船浮通信

  • 第51回 ヤエヤマハマゴウ

    台風17号も台湾の南海域を通過し中国へ行ってしまいました。
    夏にはたびたび島を訪れ、海水温を下げてくれていた台風さん。去年に続き、今年も一度も来ないまま秋になりそうです。
    そうなるとサンゴの白化が危惧されますが、今のところ白化しているサンゴは見当たりません。
    大半が去年で死んでしまって目立たないのか?それともサンゴが高水温に強くなっているのでしょうか?
    どちらにしても去年よりも2度も高くなった島の平均気温。地球の温暖化が気になります。

               

    台風のお陰で豊かな自然を育んでいるのは、山の木々も同じです。
    朽ちていた大木が強風でなぎ倒され、そのあと日光を得た木々が競うように成長を始めます。種が台風の風でより遠くに運ばれることによって、子孫の範囲を広げることもできます。
    そしてなにより、雨の少ない夏に大雨で潤いを与えてくれるのも台風です。
    川の水位が上がり、あちらこちらに水たまりができ、静まり返っていたカエルやセミの大合唱が始まります。繁殖に必要な水を得たことによって昆虫たちが動き出し、森も動き出すのです。

    また植物にも多少の塩分が必要らしく、台風が運ぶ潮風を待ち遠しくしている種も少なくないように思われます。
    それでもやっぱり、塩を嫌う木々も多いようです。
    桑の木やクバディーサー、ヤエヤマハマゴウは潮を帯びた葉っぱをすべて落としてしまいます。そしてまた、春でもないのに新芽を息吹かせ、また台風が来ると葉を落とし、を一年中繰り返しています。

        

    春到来

    桑の木やヤエヤマハマゴウは3日後には新芽がでているので驚きです。
    もたもたしていると、光を得た他の植物が下からはい上がってくるからでしょうか?

    聞きなれない種だと思いますが、ヤエヤマハマゴウとクマツヅラ科の貴重な樹木で、自生しているものは船浮にしかないため、天然記念物にも指定されています。
    普通のハマゴウは枝先に3枚の葉を付けるのに対し、ヤエヤマハマゴウは5枚の葉を付けます。船浮小中学校の校章もヤエヤマハマゴウの葉を型取って作ったものです。

    何気なく通る一本道にも、希少な動植物が生息している西表島。
    今月は何を書こうとネタに困っていましたが、一つ一つの植物にもスポットを当て、その希少な植物を知っていたことで、ラッキーが一つ増える。船浮通信で、そんな旅のお手伝いが出来ればと思っています。(2017.09.19掲載)



                 

     

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