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島袋浩 シマグラファー道場

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第9回「世界のウチナンチュー見聞録」

今年は沖縄県民が沖縄の裏側にあるブラジル大陸に移民として渡って百周年にあたる年で、テレビなどでも色々と報道されていた。
ちょうど10年前のブラジル移民90周年の時はりんけんバンドの帯同カメラマンとしてブラジルのサンパウロにいた。
そこで今回は、沖縄の島を離れ、10年前の南米ツアーと昨年行ったハワイで行われたオキナワフェスティバルの事を書いてみたい。

「ひろし南米行くねー!」とりんけんバンドのリーダー照屋林賢さんから突然の電話、まだパスポートさえ持ってなかった私は即答で「行きます。ぜひ行きます」と応えた。

それから数ヶ月後、私は、南米ペルーへ向かう機上の人となった。

初めての海外旅行(出張か)がペルー・コロンビア・ブラジル・ボリビアを一ヶ月かけて回る南米大陸アラウンド・ザ・ワールドツアーであった。
しかも、飛行機の座席はローカル便をのぞいてすべてビジネスクラスであった。

りんけんバンドのツアーの趣旨は、訪問国各地の移民記念式典に参加しコンサートやワークショップなどを通して世界のウチナンチューと交流を深める事。そして私はその交流の模様をつぶさに写真に撮って行く事であったが、私のもう一つの目的は、南米の風景や人を撮って、撮って撮りまくるぞーと初海外ゆえにハリキリすぎて何百本ものフィルムをトランクに詰めた。カメラバッグとフィルムの詰まったトランクの搬出に各空港で苦労したのよ。

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そこでプチ・シマグラファー道場、さすがにデジな時代フィルム大量に持つ人は稀だと思うが、フィルムがなくなった分、ついつい余分な交換レンズや機材を持ちたくなるのも写真人情酒場であるが、フイルムレスなデジタルのメリットを損なうわけで、しっかりと撮りたいものをシュミレーションして機材はなるべくシンプルがベストです。

と偉そうに言いつつこの間、ミヤコでモリコとパーントゥの撮影でフィルムカメラとデジカメと交換レンズ持って、パーントゥから逃げ回っていたら死ぬ程疲れた。「過剰なやる気はカメラマンを殺すよ」と悟ったしだい。なので10年前から私あまり進歩していません。

成田からロサンジェルス経由してペルーのリマに22時間くらいかかって着いた。余談であるが、帰りもロス経由であったがアルコールを大量に摂取したおかげで感覚的にロス成田5分で着いたみたいで、すごく特したのか損したのか分け解らない体験をした。

そう、そんな話はどーでもいいのである。主題はりんけんバンドと南米各地の沖縄県人会との交流である。

ぺルーを皮切りにコロンビア・ブラジル・ボリビアとそれぞれ一週間程滞在したのだが、各地でりんけんバンドは熱烈歓迎に迎えられた。
感激したのはステージリハの合間に手作りの日本食の弁当が差し入れられるし、ステージが始まればりんけんバンド装束の子供達がカチャーシーを踊りだす。観客は「マチカンティーしてました!」と各地で目を潤ませながらのスタンディングオベーション。同じウチナンチューとしてこっちまで目頭が熱くなる。

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沖縄を伝える〜風景〜
(2008.12.16掲載)
美ら島物語「シマグラファー道場」第9回「世界のウチナンチュー見聞録」