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第16回「真夏の夜の夢」

久米島

昨日、久米島のハテの浜に行って来た。
あまりの日差しのストロングにやられて全身が火照っている。夏の火照り、一年ぶりの感触が甦って来た。
ハテの浜で俺の夏が覚醒した。
なので、なにゆえ、もはや、すでに、すっかり、しっかりと逞しく正しい夏模様のハテの浜の撮りおろし写真を掲載したいのも海海なのであるが、今回はハテの浜にも負けず劣らず、真夏な沖縄県産映画「さんかく山のマジルー・真夏の夜の夢」の話題から、沖縄の真夏の到来を声高らかに宣言するのである。

本作の映画監督は「ナビィの恋」「ホテル・ハイビスカス」「恋しくて」など次々にあまりにも濃厚な沖縄県産映画を撮り続けている中江裕司監督。

中江監督とは「ナビィの恋」と「ホテルハイビスカス」2本の映画のスチール(宣伝写真)を担当させていただいたので、浅かならぬ関係とも言えない距離感。

とは言え私、中江監督の映画、琉球大学映研時代のオムニバス作品から「パイナップルツアーズ」や「パイパティーローマ」などの初期作品から全て見させて頂いている。

久米島 久米島

そう、京都出身の中江監督は常に油断している沖縄県民に濃厚な沖縄を投げかけてくるのである。
今回の映画は、全くの予備知識を持たずに見る事ができた。

しかも原作のシェークスピアの「真夏の夜の夢」なんてカスリもしない程知らないし。
まっさらな気持ちで未知なる映画を見るのは映画鑑賞の王道である。

本作のパンフレットには「魔法と夢が織りなすファンタスティック・ラブコメディ」とあり、まさに謳い文句通りにストーリーが展開する。

中江監督の一連の作品に通じる中江的予定調和の演出は、「男はつらいよ」の山田洋次監督の領域に達しているのではないか、しかも確信犯的に。

久米島

それゆえに私なんかエイサーの道ジュネー(エイサーや祭りの演舞が集落を練り歩くこと)を見に行く気軽さで映画を見に行ける。

賞賛の意味で言わせてもらうと中江監督の映画は、沖縄の夏の風物詩であり、エイサーにも通じる「夏祭り」なのだ。
それにしても、今回の映画は一番にハジケテいる。

久米島

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沖縄を伝える〜風景〜
(2009.07.27掲載)
美ら島物語「シマグラファー道場」第15回「レトロ散歩」