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第21回「夏よ来い」

先日、ネットのニュースでポラロイドの復活の情報が告げられていたが、ポロライドフィルムが一時、生産をやめていたと言う事実を初めて知って驚いた。
コダックもドイツのアグファも寂しい噂話が飛び交うなか、ポラロイド復活の一報は嬉しいニュースである。

そういえば、昔々、マミヤのRZ(中盤カメラ)でフジフィルムのインスタントフィルムをポラ、ポラと言いながら撮影の確認を行っていた事が妙に懐かしい。今やデジカメのモニターでいちいち確認するのが煩わしくもあり、便利でもある。クライアントがいる場合はいたしかたないが、ひとりで撮影するときはほとんどモニターの確認は行わないでいる。 フィルム時代の一発勝負的な集中力と緊張感を忘れないためである。

がしかし、撮影対象者の前でモニターは最高のコミニケーションツールとなる、ポラの時代は現像に2~3分要していた。あの時の間の悪さが懐かし、モニターであれば瞬時にお互い確認ができる事が当たり前になったが、一昔前からしたら、とっくにブレードランナーの時代を超えている。

話は一気に飛ぶが、4~5年前、美ら島物語の僕の写真を見た某大手製菓会社の営業マンから電話があり、掲載されている写真2点を黒糖を使った製品の店内POP用に写真を使わせて下さいとの事だった。

営業マンは言う「予算がないんですけど」ならばと私は応えた「写真使用料の代わりに御社の製品の詰め合わせを送れ、現物支給で結構です」 数日して大きなダンボール箱一杯のお菓子が送られてきて笑った。デジタルなやりとりと前時代的アナログなやりとりに笑った。
しかし明日も見えぬ時代、現物支給もありか、酒と米なら大歓迎である。

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沖縄を伝える〜風景〜

(2009.12.16掲載)