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第24回「鯨の歌を聴け」

実は、こんなご無体な文章であるが、毎回、タイトルに悩まされるが今回は、あっさり決まった、現代の文豪・村上春樹氏のデビュー作「風の歌を聴け」へのオマージュである、なんて図々しいにも程があるが「風の歌を聴け」もボブ・ディランの「ライク・ア・ローリングスストーン」へのオマージュであったかと。

2月の末に、毎年恒例の座間味島ホエール・ウオッチングに参加した。マニュアル一眼レフカメラ時代から、チャレンジして十有余年、感慨深いものがある。

当時は、フィルムでしかもフォーカスも絞りもシャッタースピードもいちいち操作しながらドンブラ揺れる船からの撮影。フィルムなので連射も控えめに、フィルム2~3本回して、使えるカットが1枚あるか無いかの地球にもサイフにも厳しい撮影であった。

でデジタルな今年は、どーだったかと言うと、まる2日間、ほぼフネに乗りっぱなしで、1500カットほどシヤッターを押した。正直、決定的なショットは、残念ながら撮れなかった。

今回は、カメラのスペックもそこそこに自信満々で望んだぶん、マジで落ち込んだ。
ウォチング船・姫鯨号を操船するのは、座間味イチの鯨水先案内人であり、沖縄における鯨写真の第一人者である、「ダイビングチーム・あなたの清」の宮城清さんであるにもかかわらず、だ。

私の言う決定的な鯨写真とは、カッチョイイ、ブリーチ(飛んでいる)の写真である。
とは言え、2日間とも晴天に恵まれ、素晴らしいウォッチング日和であった、諸説ではあるが海がシケシで曇り空の方が、鯨は元気に飛び跳ねるらしい、が、それも一概には言えないらしい、コアラも色んな種類のささの葉をその日の気分で好き嫌いがあるらしい、コアラと鯨を同じくくりで語るのは、どーかと思うが、いずれにしても動物の事は、今だよーく解っていないのである。

で、まる2日間ほぼ船上にいて感じた事は、海上では凪も風も刻々と変化する、鯨の出没してない時間は、ずーと凪とか風の事を考えていた。

ホェールウォッチング ホェールウォッチング ホェールウォッチング ホェールウォッチング

少しだけ、解ったて気になったのは、ずっと海上にいると、天候の機微に敏感になる。真夏だとただボーッとするだけなのだが、ちょうどいい陽気で色々と考えさせられた。

なんだろう、船で心地いい風と凪に揺られていると、元気になるのである。船酔いの心配のない程度の凪だったとはいえ不思議な感覚だった。

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沖縄を伝える〜風景〜

(2010.3.17掲載)