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島袋浩 シマグラファー道場

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第26回「サンニンの頃」

沖縄は、ゴールデンウィークの終わりとともに梅雨入りしたらしい

近年、気象庁は「沖縄・奄美地方は梅雨入りしたものと見られる」的な表現で高らかに「梅雨入り宣言」も「梅雨明け宣言」もしなくなった。これだけ気象観測の技術が発達していても、確固たる確証をえるのが難しい天気予報。
沖縄では、もっとも確かな天気予報は、ウミチュー(漁師)の予報だ。島に行った時には、ウミチューと世間話をしながら、さりげなく天気動向を聞いたりする。
確信をもって天気予報を語るウミンチューに魅了されるのである。

今年の月桃(ゲットウ)、沖縄でサンニンとよばれるショウガ科の多年草の花が梅雨入りと同時に開花した。
そぼふる雨に濡れコウベを垂れる月桃の花弁。色っぽくて、心が安らぐ香りも心地いい。
沖縄では、月桃の葉に餅を包んで蒸して、無病息災を願い食べる習慣がある。

幼少の頃から、慣れ親しんでいる月桃の葉の香りはノスタルジックなアロマでもある。
実際に月桃は、アロマオイルや化粧水など 商品化されている。
他にも、月桃紙、ハーブティー、防虫剤として、用途は多種多用である。 生命力も強靭で、家の庭に咲いていて、一度、伐採しょうと試みたが、根っこから完全に取り除かないと無理らしく、今では完全に復活している。
まさにゲットーバック!である。

シマグラファー道場としては、まさに今が見頃の月桃の花を接写((マクロ)撮影にチャレンジしていただきたい。
最近のカメラは、手ブレ補正機能が充実しているので、被写体にひたすら寄って、寄って撮るべし。
ちょっとシズルが欲しいならば、百円ショップで売っている小型スプレーボトルに水を入れて吹きかければ、シズルはOK。
マクロ撮影で注意したいのは、背景のボケ具合や色味である。
ゴチャゴチャした背景はボケてもゴチャゴチャ、なるべくシンプルな背景を選び、被写体を強調するのであれば黒など単色の背景になるような構図で撮影する。

月桃 月桃 月桃

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沖縄を伝える〜風景〜

(2010.5.19掲載)