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第29回「クロトン日和」

沖縄で好きな植物といえば、クロトン、月桃、ハイビスカスといったところ。
月桃は梅雨の頃に花を咲かせるので、季節感をしっとりと感じさせてくれる。ハイビスカスの花は年中咲いているし、クロトンにいたっては年がら年中、極彩色の葉が咲き誇っている。

クロトンは菊の花があまり流通していない頃、沖縄のトートーメー(仏壇)にもよく飾られていた。故に旧盆の頃になると、クロトンがいっそう愛おしく思えてくるのである。

調べてみたらクロトンは国内で200種類、世界では1000もの種類がある。
原産地はマレーシア半島、太平洋諸国。英名はCroton、和名では変葉木とも呼ばれている。

我が家の借家の庭にも4種類のクロトンが勝手に生えているが、葉の大きさも色も紋様も違う。私が好きなのは、葉が大きくて赤・黄・緑の葉がランダムに咲くクロトン。紋様も美しく、ビビットな色彩はポップアートだ。

沖縄を代表する版画家、名嘉睦稔さんの作品でもクロトンが大胆に描かれていて美しい。

私の知る限りクロトンは、あまり話題になった事がないような気がする。そろそろ、いよいよ、クロトンブームが来る気がする。
クロトン柄のかりゆしウェアとか、本の栞としても風流だ。ぜひ、島でクロトンを見かけたら写真を撮っていただきたいっ。

昨年末、あるデジタルカメラ専門誌から「新商品の某デジタル一眼レフカメラで沖縄の絶景を撮って欲しい」との依頼があった。そのカメラは私がいつも使っているカメラの三分の一程度のサイズながら、レンズ交換もでき、しかもハイビジョン動画撮影もできる。なにもかもが世界初のシロモノであった。

沖縄の絶景イコール与那国島だ!と1秒で決めて、小さく軽いそのカメラを手に与那国島へ飛んだ。

予報では晴れであったが、晴れ間はわずか2時間あまり。なんとか与那国島の絶景を撮り終えた。そのカメラはフォーマットも自在に切り替えられ、16:9のパノラミックな画角が与那国島の雄大な風景にマッチした。

RAWデータ対応なのでレンズの光学性能も高く、充分仕事に使えるカメラであった。

しかし、小ささと軽さが私にはネックである。重たいカメラに慣れているので、軽いと安定感が保てないのだ。観光地などで観光客からコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)で写真撮るのを頼まれるのだが、手ブレまくりなのである。

クロトン クロトン クロトン

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沖縄を伝える〜風景〜

(2010.8.11掲載)